イベント後に撮影したビッグサイト。指の映り込みから疲れを感じ取って頂けると幸いです
はじめに、過去自分が出した同人誌を全て処分してしまったため14年という数字は正確ではないかも知れません。
(サークル名などで検索し、駿⚪︎屋の商品情報から計算しましたが大体合っているはず…)
ただ10数年は確実に経っており、こんなこともそうそうないでしょうから、記録というか思い出の備忘録です。
- 14年の空白
- きっかけ
- イベント申込
- 同人誌作成
- イベント参加
- 終わりに
14年の空白
ずっとオタクではありました
そもそも最後に同人活動していたジャンルの2.5舞台に夢中になりまして、そこから中の人に興味を持つ→他舞台も観に行く→ある長期型舞台にドハマり→全通→卒業…虚無…→某アイドルグループにドハマり→グループの体制に色々あり脱落→虚無…→某アイドルアプリ(現在の活動ジャンル)を勧められる→ドハマり
というドハマっては抜け…を繰り返すよくある人生を送っておりました。主にアイドルグループを推していた期間が約5〜6年で、その期間は彼らの活動が完全に生活の主軸でした。
この期間内に転職を2回、引っ越しやら病気やら色々ありましたが現在に至ります。
この間は年に数回、気が向いたら絵を描く程度に落ち着き、漫画の描き方などすっかり忘れてしまいました。あと、描きたいとか本を出したい…と思えるほどのものがあまり無かった。いわゆる読み専で楽しんでおりました。
※22年ごろにとある作品のカップリングに即落ちしてSNSで少しだけ絵や小説(初めて書いた)を投稿しましたが、途中で例のコロナに罹りまして入院~後遺症の治療ですっかり気力を失ってしまいアカウントごとフェードアウトしました。
というわけであっという間の14年です
きっかけ
前述で某アイドルアプリゲームを勧めてくれた友人が、23年にそのジャンルで同人活動を再開しました。イベントにサークル参加するというので売り子で付いて行き、久々のイベントがとても楽しくて単純に私もまた本出したいなぁなんて思いながら帰宅しました。
その頃丁度気になっていたキャラクター受のオンラインイベント(webオンリー)が開催されると聞き、試しに描いてみようかな?と軽い気持ちでアカウントを作成し、気になっていたカップリングで申込しました。
気付いたらwebオンリー当日までは約二週間しか無く、思い付きの12P漫画を必死に描き上げました。漫画ってこんなに描くの大変だったっけ?やることが多すぎて笑っちゃいました。
当日は、もくり(サ終悲しすぎる…!)で明け方まで友達が見守ってくれる中、緊張で吐きそうになりながらやっとの思いで作品を投稿しました。
作品を読んで、友達が一生分くらい褒めてくれて泣いてしまいました。(緊張しすぎたのか、その後発熱しました)最後時間なくてやっつけになったものの、一応完成させられた事が嬉しかったです。
※作業当時作ってもらった応援うちわ
うちわを作るのが上手すぎる。1〜2分で作ってくれました笑
webオンリーのお陰で少なからず読んで頂けた…!という実感も湧き、一度描いたらその2人のことがもっと気になるようになりました。
初めて使うクリスタにも慣れたくて、細々毎日のように絵を描き始めました。※もうそれ自体が今までの生活から考えられない変化でした、自分にとっては
イベント申込
推しカプ(A×Bとします)のAの誕生日漫画を投稿し、次はBの誕生日か〜!と考えていた時、その誕生日が春コミの2日前と気付きました。
折角クリスタも年間契約したので本が出したい、と思い衝動的に申込をしました。
14年ぶりのイベント申込、もはや右も左も分からない。b2オンライン…?なんだそれ…(昔一般参加したので登録はしてありました。それすら覚えてない)申込自体は非常に簡単で、見様見真似でサークルカットを作成しすんなりと完了しました。「本当に申込してしまった…」と後々後悔しても時すでに遅し、やるしかない。何せ既刊ゼロなので。
同人誌作成
同人誌を作る時に一番楽しい作業は人それぞれかと思いますが、私はふわっとした「こういう本が出したい♪時間もあるから2冊出そう!装丁はこんな感じ…」と夢みる時間が一番好きです。
あとは理想と現実のギャップを埋めていく作業なのでおおむねしんどいです。
(今回の目標とその結果)
・新刊2冊 → 達成 薄いけど32P本×2冊
・全年齢向とR18本を出す → 未達成 二冊とも全年齢向
・Bの誕生日本を出す → 達成
・①二色刷り表紙 → 未達成 二色刷り難しすぎワロタ
・②特殊紙に白印刷+カラー表紙 → 未達成 締切に間に合わず
・使いたい遊び紙 → 未達成 選んでいる余裕がありませんでした
・一冊目は1月中入稿、二冊目は2月中に入稿し余裕があれば無料配布本を作る → 未達成 一冊目は2月半ば、二冊目は3月上旬入稿、かろうじて無料配布ペーパー(A7折本式)を作成
以上、書き出すとなんとも不甲斐無い結果となりました。ちなみに二冊目は直接搬入も間に合わず、手搬入しました(小部数なのでなんとかなった)
印刷所も14年前とは色々様変わりしていてとても悩んだのですが、今回は以前使ったことのある大陽出版さんと、初めて使う大阪印刷さんを最終的に利用しました。
小部数なのでオンデマ印刷にしましたが、昔のオンデマってテカテカした印刷のイメージが強くて…自分の絵柄にあまり合っていない自覚があったので、ベタがマットな印刷所が良いなと思い上記2社にしてみました。これについては、また機会があればブログを書きたいと思いますが、結果的に2社ともめちゃくちゃ印刷が綺麗でした。オフセと殆ど変わらないのでは…?
中身といえば、今回本を出すにあたりプロットを初めてちゃんと(?)作りました。そもそもプロットって何?というアホ丸出しの質問に答えてくれた優しい友人たち、本当に有難う。すごく分かりやすく解説してくれたのに宇宙猫の顔してごめんなさい。
いつも雰囲気で漫画っぽい何かを描いているので、とても難しくてこの作業で休みが一日終わってしまったりして焦りました…結果的にこの作業が無かったら途中で投げ出してたと思うのでやって良かったです。
また、プロットの後は、とても筆の早いお友達から聞いたA4のコピー用紙を四分割してざっとネームをきる方法をマネしました。これも良かったです。iPadでネームを描くと、画面が狭くて全体図が曖昧な感じになるので…あとアナログのが圧倒的に早い…。余談ですが、その方から見せて貰ったネームがもうすでに絵もコマ割りも完成されてて意味がわかりませんでした。またしても宇宙猫顔をする私。
漫画を描いている期間は情緒がめちゃくちゃになっていて、楽しい!もっと描きたい!下手くそ!解釈違い!もう何も描きたくない!を定期的に繰り返していました。
一冊目は生意気にもお友達にゲスト小説を書いてもらい、これがね…ものすごく良いお話だったので…世に出さないと…!という気持ちでなんとか入稿できました。頼んでよかった。
それでも実際に刷り上がった本を見たら、私の本だな〜…という何とも言えない気持ちでいっぱいになりました。
原稿マンションと言うらしいですね。2冊目入稿の1ヶ月前がこんな感じでした。
イベント参加
当日の一週間前くらいから、猛烈に行きたく無い…という気持ちでいっぱいになりました。描いたものへの反省後悔、誰が買うんだ…?本、ちゃんと届くかな…?とか今まで同人活動してきた中で一番不安なイベント参加前でした。
ただそのあたりから仕事が大分忙しくなってきて幸いというか気を紛らわしつつやれることはやろう、と準備が出来ました。ポスター、お品書き、布…とかその程度ですが(ほぼ1日で用意した
14年前と何が変わってるんだろう?と要項を読みましたが大きな違いはあまり無いように感じます。当日実際に参加して気付いたことは、パイプ椅子が軽いものになったな〜とか、手洗い所が出来てる!とか…あとスタッフさんは手が足りて無い様子でした。一般参加者がかなり増えているようで、列形成など間に合わずに人だかりがそこかしこで起きてるようでした。(ジャンルによるのでしょうが)
サークル側としてはお金の受け渡し用のアクリルトレーを100均で用意したのですが、お釣りが受け取りにくかったようで反省。
当日は友達が来てくれたのですが、朝から緊張で吐きそうだったので隣にいてくれて本当に助かりました。設営のときぼーっと突っ立ってたら怒られたけど…(それはそう)
あと10数年Twitter(X)で繋がってくれていたフォロワーさん(ジャンルはずっと違う)が当日スペースまで来てくださったのがこの日1番の衝撃でした。感謝です。
頒布中感じた事ですが、皆さん中身を見ずに購入してくださいました。全然読んでもらって構わないのですが見本だとか書いてないせいで試し読みもし難かったかもしれません。申し訳ない…。
私も、中見て下さいね、とかお声がけできないタイプの人間で…。
昨今は事前にwebでチェックして買うのが一般的なんだろうな。ふらふら歩いて、おっ!あの本気になる!みたいなのも私は好きです。今回はそんな余裕がなくて全然ふらふら出来ませんでした。
終わりに
いくらなんでも長すぎた…
14年経っても同人誌は出せたしイベントにも参加できました。ただ、一週間たっても筋肉痛が治りません。衰えを感じます。
本を出すのって楽しい!苦しいけど。
今年はあと数回、サークル参加したい。描けるうちに描きたいものを描いておこうと思います。
最後に、20年連れ添ったカートがこの度のイベントで壊れましたのでお別れの挨拶とします。
最後に無理させてごめんね、今まで有難う。